脳科学者 茂木健一郎先生のセミナーでの学び

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【脳科学者 茂木健一郎先生のセミナー】(2013/12/19)

大心友の時田和佳奈ちゃんから脳科学者 茂木健一郎先生のセミナー「脳とイノベーション」にご招待頂きました。

茂木先生から、「脳がひらめく時」や「イノベーションの起こし方」などについて、非常に為になるお話しをお聴きしました。

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以下に内容をシェアします。

■Innovation

会社も人もイノベーションを起こすことが成長の条件。

そしてイノベーションを起こすにはSerendipityが最も大切。

Serendipityとは”偶然幸運に出合う能力”。

有名なポストイット開発秘話のような偶然に出合い、そしてそれに気付く力。

Serendipityのためには次の3つの「A」が必要。

1.Action (行動)

2.Awareness (気付き)

3.Acceptance (受容)

■歩行禅

茂木先生も天台宗の酒井雄哉先生から学んだ「歩行禅」を実施中。

歩くことは瞑想と同じ。

あのスティーブジョブズもビルゲイツとのミーティングや、大切なことを考えるときには歩きながら行っていた。

■Flow

パフォーマンスを上げるには、頭を柔らかくすることが大切。

成功者は、Flowになるのが上手。

Flowとは、集中しているけどリラックスしていて、時間を忘れる、我を忘れる、やっている行為そのものが喜びとなっていて、(給料ではなく)その状態そのものを報酬と感じている状態。

ボルトが世界新を出した時は、驚くほどリラックスして走っている。

滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」もFlow状態。

人は、SkillとChallengesのバランスが整って初めてFlowになれる。

「Skill < Challenges」では、不安となり、   「Skill > Challenges」では、不満となる。

それがストレスの原因にも。

滝川さんは、プレゼンの練習を直前に20回以上も繰り返し、Skillを向上させたことで、国の将来を背負った緊張する場面という非常に高いChallengesにも関わらずバランスが整い成功した。

「Skill = Challenges」の状態がFlowを生み出す。

■Future Orientation Index

googleがインターネットで検索されているワードについて、それが「未来」か「過去」のどちら側のワード検索が多いか国毎に統計調査。

http://www.theguardian.com/news/datablog/2013/feb/08/countries-most-forward-thinking-visualised

その結果、  「未来」側のワードを検索した人の割合が多い国ほど、一人あたりのGDPも高く、その相関性が確認された。

日本も高順位。

■茂木先生からの最後のメッセージ。   日本は20年の不況を抜け出した今がチャンス。   まず「根拠のない自信」を持つこと。   その後に「それを裏付ける努力」をすること。

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茂木先生、和佳奈ちゃん、ありがとうございました(^^)/